ドクター・ヤブ田の、らくらく医学講座
加齢臭問題で厄介なのは、本人が気づかないことである。
他人が指摘してあげる必要があるが、言われた当人は嫌がるだろう。
私の知っている加齢臭の人に、H先生とW先生がいるが、お二人とも真面目な人格者である。
人格は加齢臭に関係ないようだ。
共通点はお二人ともゴルフが上手なことである。
特にドライバーの飛距離は年齢から想像できないほどすごい。
このことと加齢臭との関連は不明である。
一番よいのは、奥さんから加齢臭を指摘してもらうことだろうが、それも難しい場合がある。
いつも一緒にいると奥さんも気づかないかもしれないし、一緒にいることがないかもしれない。
現在、資生堂だけでなく、多くの化粧品メーカーや化学薬品会社が加齢臭を防止する石鹸や薬の開発に懸命のようだ。
しかし、その前に、本人が加齢臭に気づくことがより大切である。
簡易で安価な「加齢臭検知器」を開発して、一家に一台設置する。
あるいは、加齢臭に鋭敏な人材を、一家に一名、常駐させることが重要だと思う。
作品名:ドクター・ヤブ田の、らくらく医学講座 作家名:ヤブ田玄白