左端から見れば全部右寄り Part.7
2.もしかして、喧嘩売ってる?
M子さんとKK氏の記者会見、私はリアルタイムのTVでなくネットで見ました、『あらかじめ用意された質問に答える』と決まった時点で既に『なんだかなぁ』でしたが、更に『それも文書で』となった時点で、もう会見などと言うものではなく、発表でしかないだろうと思い、TVの前で時間を空費するのがバカバカしかったからです。
『会見』に要した時間は11分くらい、そのうち半分はM子さんが皇族時代の、これも型通りの『感謝』を語っていただけで、核心部分は6分くらい。
ですが、それは『ほら、思った通りだった』と言うようなものではなかったです。
特に驚いたのはこの部分。
>本日まで、私が公に発言する機会は限られてきました。そのために生まれてしまった誤解もあったと思います。一部の方はご存知のように、婚約に関する報道が出て以降、圭さんが独断で動いたことはありませんでした。例えば、圭さんのお母様の元婚約者の方への対応は、私がお願いした方向で進めていただきました。圭さんの留学については、圭さんが将来計画していた留学を前倒しして、海外に拠点を作って欲しいと私がお願いしました。 留学に際して私は一切の援助をできませんでしたが、圭さんが厳しい状況のなか努力してくれたことを有り難く思っています。
正直なところ、今回の結婚……私は敢えて『騒動』と呼びますが……それはM子さんが、どんなバッシングにも顔色一つ変えず、それだけ追及されても無言ではねつけてしまう、『鋼のメンタル』を持つKK氏こそ、自分を自由にしてくれる王子さまだと思い込んでしまった、あるいはKK氏にそう思いこまされてしまったことから引き起こされたものであろうと思っていました。
前にも書いた通り、婚約者がいるのに、銀行員と言う安定した高収入を得られる職をあっさり捨て、唐突に国際弁護士になると言い始めて、どこからお金を調達したのか知りませんが、アメリカに留学して、どういうコネを使ったのか知りませんが、まだ弁護士資格も得ていないのに法律事務所に就職し、結構な収入を得ている、という報道に対して違和感を覚えていたわけです。
これは憶測に過ぎないと前置きしますが、留学資金はA宮家か宮内庁から出ているのでは? 大学やロースクールへの入学、法律事務所への就職に際しては『プリンセスのフィアンセ』として特別扱いを受けていたのではないか? と疑っていました。
そして、それらはKK氏が『プリンセスのフィアンセ』と言う立場を利用して、自ら起こした行動で、それをM子さんは『なんて優秀で頼もしいの』と考え、のめり込んで行った、そう言う経緯だっただろうと考えていました。
ところが、冒頭の引用からすると、それらはどうもM子さんが主導していたらしいのです。
となると、ある意味『鋼のメンタルを持つ男』をM子様の方で利用していたのでは? と言うことになります。
もちろん、KK氏の方にも大いなるメリットがありますから、いわば『共謀』だったのかと。
『留学に際して私は一切の援助をできませんでしたが』と言う部分に関してもどうも信用できませんし、もしかしたらM子さんの預かり知らないところでK内庁が手を回していた可能性も考えられます。
『本日まで、私が公に発言する機会は限られてきました。そのために生まれてしまった誤解もあったと思います』と言う部分に関しても、何が『誤解』なのか例すら挙げていませんし、それを『誤解』と決めつけるからには真実がどうであるのかを明らかにしなければならないと思うのですが、そこも一切説明していません。
引用にはありませんが、PTSDに関する言葉もありました、『誤解され、中傷されるのが怖くてPTSDを発症した』と言うのであれば、『誤解』を解くことこそ重要です、そこを避けて通っても批判はずっとついて回るわけですから、しかも、そもそもこの結婚に関して反対意見を述べていたのは天皇制に反対する人々ではないのです、むしろ皇室を大切にしたいと思う人からの反対がほとんどでした、だからこそ『ちゃんと説明して欲しい』と思い、いつまでたっても有耶無耶なままなのでしびれを切らしてきつい言葉になっただけのこと、M子さんがしっかり説明してくれていれば全て納得はできなくても許容していたんじゃないでしょうか、そんな声に対して『本日まで、私が公に発言する機会は限られてきました』ですからね、『説明できないからしなかっただけでは?』と思われても仕方ないですし、『逃げた』と思われても仕方がないのでは? と思います。
まあ、いずれにせよ、2,700年の長きにわたって続いている皇室への信頼を大きく揺るがせたまま、二人は結婚し、手続き的なことが済み次第、M子さんもアメリカに旅立つでしょう。
いちいちお金のことを言いたくはありませんが、我々が納めた税金が、到底納得できないことにつぎ込まれるのは、それが国民一人当たりにすれば微々たる金額だから良いとか仕方ないとか思えるものではありません。
素性の明らかな団体が行う募金ならともかく、どこに消えるのかわからないような怪しげな募金箱には一円たりとも入れたくはないものです。
これが、KK氏が愛のためにM子さんを攫って逃げた、M子さんが何もかも捨ててKK氏との愛を貫いた、と言うような、本物の駆け落ちだったならば、ここまでの騒動にはならなかったでしょうね。
それが9年も引っ張っておいて、その間にKK氏は留学したり法律事務所に勤めたりして、そこに『ロイヤルパワーが働いたのでは?』と思わせるようなことをしておいて、機が熟したのを見定めてから、何の説明もせずに、数々の疑惑に蓋をしたまま旅立って行く。
そしてそれがM子さんの主導で行われていたとすれば、M子さんは皇室への信頼や敬愛の情に著しく傷を残した、といっても過言ではないと思います。
現在、皇位継承権を持つのは第一にA宮様、第二にH仁親王と言うことになりますが、正直なところ、今回の騒動を収められなかったことでA宮様にその資格があるとは思えなくなりました、残るはまだ中学生のH仁親王だけです。
そして、今回の騒動で一つだけ良いことがあったとすれば、『女性宮家の創設』論が一歩後退したことではないでしょうか?
女性宮家を認めるとすると、KK氏も、その母親のK代さんも皇族になるわけですからね。
皇室が2700年の長きにわたって守って来た『男系』とは、男子を皇族に迎えることを拒む制度です、『男系』などと言うとすぐに女性差別だと反応する方もいらっしゃるでしょうが逆です。 M智子様やM子様は結婚によって皇族に迎えられ、皇后にまでなられましたが、皇族の血を引かない男子を皇族に迎えることはないのです、KK氏もしかりです。
だとすると、やはり『旧宮家の復活』は本気で検討しなくてはいけないのではないでしょうか。
男系とは『父君を辿って行けば天皇陛下に辿りつく』血筋であると言うことです、旧宮家は戦後GHQによって排除されたわけですが、血筋は続いています、今更GHQの決定に従う必要はないでしょうし、現在のアメリカ大統領や議会だって異を唱えますまい。
作品名:左端から見れば全部右寄り Part.7 作家名:ST