左端から見れば全部右寄り Part.7
ですが、日本の皇室の歴史と言うものは世界的に類を見ない長きにわたって、男系を保ちつつ途切れることなく続いていて、それはイギリスの王室などの比ではなく、ローマ法王ですら及ばないものです。
少なくとも私はそれを『日本の誇り』だと考えていますし、それは私を日本人たらしめているとも感じています。
『現代の』と言うようなごく短い期間に形づくられた『常識』に当てはめて、その歴史や存在を否定したり貶めたりして良いものではありません。
最近よく取りざたされている『女性宮家』、これはその血筋でない男性でも、皇族の女性と結婚することでそこに加われると言う制度になります、例えば外国人男性でさえも、もちろんKK氏も、それが私が女性宮家に反対する理由です。
宮家の継承が『男系』に限定されているは男尊女卑の考えに基づくものではありません、女性は皇族男性と結婚して皇室の一員となることが出来ます、美智子様も雅子様も民間から当時の皇太子殿下に嫁がれて後に皇后陛下になられました、ですが皇族の血筋でない男性は皇族にはなれない、天皇陛下直系でなければ皇位は継げない、そう言う決まりなのです。
『女系天皇』や『女性宮家』は一見男女同権を標榜しているように見えますが、そう言う危険をはらんでいるのです。
私は、皇室の由緒ある血筋は私たちの子孫の代にも続いて行って欲しいものだと考えます、日本人が日本人としての誇りを持つこと、その象徴として天皇陛下と皇室を頂くこと、それは今後増々グローバル化して行くであろう世の中にあって、むしろ重要性を増すもの、失ってはならないものだと思っています、失ったが最後、決して元には戻りません。
M子様がKK氏の下へ走る、それはもう覆しようのないことだとは思います、ですが、それを当然のことだと考えるべきではないと思います、あくまで『残念ながらかつてそう言うこともあった』と言うことであって欲しいと思います。
その為には、M子様は皇族の身分を名実ともに全て捨て去り、KK氏も、あくまでM子様と言う一人の女性を愛して結婚しただけで、皇族とは何のかかわりもないこと、今後も金銭的援助や特別待遇を望まないことを宣言して、言葉通りに貫いていただきたい。
もしそこまでするのであれば、それはそれで認めざるを得ないでしょうし、認めます。
ですが、私にはKK氏がそのような人物には見えず、M子様もそこまでの覚悟がおありのようには見えないのです。
KK氏がM子様のフィアンセとなってから3年もあったのに、何ら実効性のある手を打ってこなかった宮内庁も大概ですけどね。
まさか、事実無根の『暴露本』でも書いて皇室を貶め、自分達を正当化した上にひと儲けしようなんで考えていませんよね? KKさん。
作品名:左端から見れば全部右寄り Part.7 作家名:ST