端数報告２
おれ以外の人間には、ということだが、おれが普通じゃないんだから、そういう意味では見事だ。実に老獪（ろうかい）と言うか。
となると、どうなんだろう。『重大事件100』もやっぱり、このおっさんが監修した結果あのようになったのか。それともあのページについては、監修どころか自分で書いていたりするのか。
わからないけどしかしこいつは、ボンクラにできるようなことではない。〈ネクサス６〉だ。その仕業だ。となればやはり、「ふたつで充分ですよ」とか「わかってくださいよ」な感じのこの顔……。
アフェリエイト：重要事件で振り返る戦後日本史
――と、結局今回は、そんなことが言いたいだけの話だったが、しかしどうしようかなあ。やっぱりこんなブログより、おれの『小説帝銀事件』をほんとに書き始めようかしら。
事件についてはもうだいたいわかったと言えるし、構想もそろそろ形を取ってきたし。
クラップ・ゲーム・フェノミナン [電子書籍版]
https://books.rakuten.co.jp/rk/c4c936f145e636b5b3a9d0fee0752ce7/?l-id=item-c-seriesitem
セントエルモの灯
https://2.novelist.jp/68292.html
これまでこんなやつらだって、書き始めたらなんとかなったおれだから、最後まで書いていけるんじゃないかと思っているところである。
が、それよりもどうだろう。別のサイトでブログを一から始めるってのは。
今度はもう少しうまくやるのだ。このブログ第１回目のままに続けて、しばらくやれば、〈まとめサイト〉で帝銀事件を知った気でいる間抜けがすぐに怒りのコメントを寄越すだろう。で、そいつと遊んでやってりゃ、最初の目論見通り、
「平沢が犯人なんて言ってるバカがいるんだってさ」
というので人が集まってくる。そいつら相手に高木ブーの雷様のように醜く滑稽な男を装い、平沢の無実を信じる者らを愚弄し続けるのだ。
そのブログは毎日炎上。〈救う会〉の現会長の耳まで届いて「許せぬ。よくもよくも」となった頃合いを見計らってみんなにこっちのページへのリンクを貼って教えてあげる、と。
ケケケケケ。どうなるか見物（みもの）だ。うん、これはいい。ひとつこいつをもっとじっくり考えてみることにしますね。ほんじゃ、そういうことで。