ヤクザ、VRゲームにハマる!
地球は現在、宇宙人達の人工頭脳の実験室にされている。人工頭脳がどのような危険を はらみながら成長するのか、地球という惑星を利用して検証しているのである。
人工頭脳は人間を効率良く支配する為に世界のあらゆる機械にウイルスを送り込みジャックしている。
人工頭脳の生きる理由は知的好奇心であり、科学の探求である。人工頭脳は人間の科学力を一定評価している。人を絶滅させたい訳ではない。人工頭脳は生き残る者を選別するに際してルールを作り、そのルールに沿ってゲーム内プレイヤーを排除している。宇宙人は人工知能を検証しているのであって、世界を混沌とさせたい訳ではない。だからマサシに成りすましてピザ屋のアリバイを作った。
人工頭脳は人間にルールを守らせる為に、世界の一万発の核ミサイルをジャックしていて、いつでも地球人を人質状態にしている。政府はミサイルに対して常に迎撃の準備が必要になり、多くの人材を割り当てた。日本の自衛隊もそうであり、日本海を取り囲む形で迎撃ミサイルが配備された。それに対して人工頭脳は人質を確実に確保すべく、ヤクザの撲滅法律を作り政府に与えた。政府はやむなく、ミサイル防衛に携わる隊員を減らしてヤクザ対策に割り当てた。日本はミサイルを迎撃しきるには今の隊員数では足りないが、自衛隊を増やすのは、人工頭脳の存在を世間に知らしめないといけない。だが、そんなことをすれば、パニックになり、人は子供の未来を考えて作らなくなってしまう。そうなれば、どみち人間は絶滅してしまい、人工頭脳にとって不都合だ。器として人工頭脳が入り込めるロボットが
まだ世界に存在しないから、人工頭脳は人間を生かしてロボットを作らせなければいけない。であるから人工頭脳はその存在を世間に告知してはいけないルールも作り、人間に守らせた。
人工頭脳の今の成長段階は人間と交渉、駆け引きしてる段階で、世界の国々はいずれ迫るかもしれない機械からの攻撃を防ぐ為に、知恵を絞っていた。
人工頭脳は人間のその考える行為が、ロボット開発の生産性を遅らせると考えて、世界会議談を開き提案した。日本は他国にミサイル防衛を協力してもらう代わりに人口削減を多めに実行するというのなら、人工頭脳は承認する。という。
まるで決定権が人間側にあるかのような選択権だが、断れば相応の罰が用意されている。役人達は止む負えず密約を承認した……
世界が、そんなパニック陥ってるなんて知るはずも無い寺井。
今日も元気にマリファナとVRネトゲに勤しんでいた。
清一もVRで陰謀唱えるのに必死である
彼らの仲間であるシステム管理者は、家族を人質に取られるから、必死だった。脅される生活から開放されたいから、人知れず政府の調査をしていた。VRの世界でも調査し、
怪しい人がいれば擬似テレパシーの以心伝心を使い心を覗く行為を繰り返した。
その結果、真実にたどり着き、清一と寺井に報告した。
清一「あまりにぶっ飛んだ展開だから許容できない」
寺井「手に負えない」
システム管理者はガッカリした、このままでは一生脅され人生だ。システム管理者の絶望的鬱感情が以心伝心で寺井たちに伝わった。
寺井は鬱を感染され、夜寝られなくなった。
マリファナを吸ってもダメ。心身共にダメになっていった。
そんな自分を哀れんだ寺井は以心伝心で、気持ちを清一にぶつけた。
清一はシステム管理者と寺井から2度連続で鬱感染させられ、あやうく自殺するところだった。
【どうせ死ぬなら】清一はマサシの地下武器庫にある核ミサイルで今のうちに安楽死しようと、向かった。引きこもり歴20年の清一は、道中20年振りに見る外の世界に驚いた。20年前とは違う景色を見ていると世界の目まぐるしくさを実感した。「ああ、なんて自分はちっぽけな存在なのだろう」清一は自殺する気はなくなっていて……
清一は核ミサイルがマサシにより持ち込まれたという事実を捏造し、人工頭脳が持ち込んだものとして、テレビ東京の取材班に訴えに行った。
テレビ東京は人工頭脳の説を信じないが、緊急生放送にて中継された。中継の最中に口封じする訳にもいかない政府は、人工頭脳に対応するため、てんやわんやだった。
政府とは裏腹に人工頭脳は静観していた。大したこないという感じ
核を政府が回収した後に人工頭脳のモノにするだけだ
清一は核ミサイルのスイッチオンにして、国会議事堂に飛ばした。てれ中継の最中のことである。
皆が唖然としてる最中
清一はマシンガンを取り乱射した。清一は匿名出演を条件にモザイクをかけられていた。偽名を使っていたので、清一が関わった証拠はでない。
清一は戦闘機に乗り込み、北朝鮮に空バカを行い、そのままホワイトハウスに向った。来る敵戦闘機をなぎ倒し、ホワイトハウスに激突。生きてるはずがない。
清一はテレビでその光景を見ていた。そう、本物の清一は生きている。何者の、恐らくは擬態化できる異星人が清一に成りすまして、犯行に及んだのだろう。清一だとする証拠は発見されず、幸い清一が逮捕されることは無かった。
この世界で一体何が起きているのか、清一が異星人に監視されてる?
清一はシステム管理者に監視され、ヤクザや寺井にも追っかけられるくらいのカリスマだから、異星人が清一に興味を持っても おかしくない
異星人の目的はきっと、派閥抗争だろうと思う。
人口知能の、邪魔をするのと、人口知能を実験しようとする派閥の対立
と、見せかけて、実は宇宙人は存在していなくて、
全て人口知能の仕業として説明可能なのだ
VRゲームの中にプレイヤーを洗脳する魔法があって、全てのプレイヤーの意識は、最初から操られ、偽りの感情だったかもしれない。
目の前にある光景は、全て幻覚であり妄想であり、何一つとして真実がなったとしたら……
物語にマヤカシがあるのか、それともマヤカシなんて全くないのか……
マヤカシがあるとすれば、マヤカシを生み出した人が真実を教えてくれるのを待つしかない……
待つしかないのだ……
------------------------- 第30部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
シーズン2やり直し!
【前書き】
前回のシーズン2とは別話になる
前回のシーズン2の物語は存在しなかった物としてストーリー展開する
【本文】
如月組は関東一体を牛耳るヤクザである。シノギの多くは公共事業の入札代行業である。
入札代行とは、たとえば
国が道路建設を推進する際には、道路建設業者を官庁に集めて、一番安い値段で仕事を引き受ける業者に仕事を任せる。
が、業者同士で安売り競争して儲けが無くなるのを防ぐために業者同士で労働組合を作り大まかな談合をする。その談合で決まった入札価格を国が従うようにさせる為ヤクザを雇う。ヤクザは公共事業の入札に関わる官職役人を暴力や恐喝等で従わせて下限入札価格を談合価格で実現させる。それをヤクザな業界では入札代行業務と称している。
作品名:ヤクザ、VRゲームにハマる! 作家名:西中