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ひなた眞白
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205号室にいる 探偵奇談23
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「ううん、なんでもないです」
「…?」
「帰りましょうか」
他愛のない話をしながら並んで歩き、いつもの交差点で別れの言葉を交わす。
「また明日な」
「お疲れさまです」
遠ざかっていく背中を見送りながら、伊吹はまだ考えている。
鎌田らは、一体どこへ行ってしまったのだろうか。
.
作品名:
205号室にいる 探偵奇談23
作家名:
ひなた眞白