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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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205号室にいる 探偵奇談23

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その日は、アパートに行く気にはなれなかった。とにかく布団を被り、朝が来るのを待つ。大丈夫、明日になれば和多田と尾花とまた面白い話をしながら過ごせる。自分達に呪いなんて言うものは無縁だ。無縁でなくてはならないのだ。

絶えず聞こえるあの音。首を吊った女がぶらさがり、ぎ、ぎ、ぎ、と揺れている縄の音がしているけど、大丈夫。大丈夫。こんなのは、朝になったら終わるのだから。

幽霊なんているわけがない。
いつだったかそんな話を、尾花達としたのを覚えている。
後輩に、幽霊が見えるとか噂されるやつがいて、それをみんなで馬鹿にしたときだ。

(幽霊が見えるやつ…あ、そうだ、あいつだ…)

あいつなら、何かわかるかもしれない。助けてくれるかもしれない。





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