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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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205号室にいる 探偵奇談23

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「やばい、まじでやばい…」

膝ががくがくと震えてくる。あそこへ行ってはいけない。そう強く思う。だけど和多田を見捨てるなんて…。そのときスマホが震えて、尾花から着信が入る。

「尾花、」
『なあ、やばいよ、動画!コメント欄見てみろ!俺、今日は行かないからな…!』
「え…?」

通話が切られる。
再生回数とともにコメント数も朝より増えている。そこには。

≪5分22秒に声入ってる!≫
≪やっぱ聞こえるよね?≫
≪女の声だわ≫
≪なんて言ってる?ただいま、って聞こえるんだけど≫
≪7分8秒画面右上、これ顔じゃね?≫
≪昨日はこんなん、なかったけど≫
≪動画が変化してる。足音とか、なんかゴンゴンっていう音入ってる≫
≪写真の顔が笑った≫

「どういうことだよ…」

スワイプする指が震える。

≪昨日の夜、首つる女の夢みたんだけど…≫
≪家中で、ギーギーっていう音が鳴る≫
≪この動画やばくない?≫
≪投稿者さん、削除したほうがいいです≫
≪見るたびに映像変化してるぞ!≫
≪見た方にも影響ある?≫
≪呪われてんじゃん≫

そんなバカな…。