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実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意

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電話に出た女性が、困惑した声で

『はい。実はそうなんですよ』

と答えました。当時はまだ携帯電話が普及する前で、私の家の固定電話は、会話の内容を全て自動的に録音できるようになっていました。

 そこで、この録音テープを証拠として、週刊文春にこのことを記事にしてくれと頼んだところ、この事実は記事にはならず、そのころ私が住んでいたアパートの102号室が銃撃されました 」と発言していました。


 警察は私に、精神病院に長期間監禁されたくなければ供述を覆せと暗に恫喝してきましたが、警察が撤回して欲しいのは、この供述だったのでしょう。

 言い知れない不安が体中を駆け巡った。顔が凍り付き、耳の中には胸の鼓動だけが響いている。そして私は自分が絶望の中にいることを感じた。

 時間が妙にゆっくりと流れ、呼吸、瞬き、全ての動きが緩慢になっていく。

 両眼を閉じた私は、胸いっぱいに空気を吸い込んだ。かつて毎日のように夕方や夜にサイクリングをしていた河川敷が脳裏に浮かぶ。

 私は自由を謳歌することが出来ている。それがあたりまえだったはず。

 夏、堤防の上のサイクリングロードから見渡すと、広大に拡がった緑が、たおやかな風に葉先をそよがせていた。

 晴れた日には流れる雲の影が大草原をゆっくりと進み、秋の夕暮れには沈みゆく夕日が放つ斜光線が、枯れかけた葉先を金色(こんじき)色に光輝かせている。


 冬の夜、天空にきらめく星々は透明感にあふれていた。

 だが、春の光景を思い浮かべることは出来なかった。