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通常、裁判沙汰になれば、記者会見を行えます。

　そうすれば警察のこれまでの不祥事を会見で発表することも可能になります。

　特に日本記者クラブでの記者会見は報道協定にかけられることがないので、比較的マスコミが真実を報道してくれる可能性が高いのです。

　しかし、俺を精神異常者という事にしてしまえば、裁判所での私の発言にさえ信用性がないことになり、記者会見も行えないことになるのではないか？


　通常なら裁判所での被告人の発言は、公式な記録として残るはずなのですが、それすらも残らないのではないか？

　係りの人が「私を精神鑑定にかけると検察官が言っていた」と教えてくれた真意は……


　遠回しな言い方ではありますが、これは警察に不利な事実の供述を覆せという脅迫に他ならないのです！



1996年（平成8年）頃、しばしば電車の中で一緒になる女子高生がいました。私も彼女に会う事が楽しみになり、時間が許す限り駅のホームで、彼女を待つようになりました。

　ところがその女子高生が私の財布から1万円を抜いたことがあったのです。どうして彼女が、そういう事をしたのか？　

　その真意の解明はJKを経験した女性の皆様にお任せすることと致しましょう。

　ただ、当時の私としては、どのような理由があったにせよ、これは窃盗罪にあたるのだから盗んだお金を返してと強く求めました。

　そして彼女の父親が本当に警視庁の警察官なのか、知り合いのお巡りさんに事情を正確にお伝えして調べてもらいました。　


　調査の結果、この女子高生が日頃言っていた通り、彼女の父親が警視庁の警察官であることが明らかになりました。このとき私は、知り合いのお巡りさんから切望されました。