実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意
また逆の事もありました。
私が拘束されて6日目ぐらいだったと思います。
狭い部屋の中に3人で閉じ込められる生活に対する激しい嫌悪感から、気が狂いそうになったことがあります。
「ああ! ダメだ。俺、気が狂いそう」
私の言葉に2人が励ましの言葉をくれました。私もがんばって笑顔で応じます。
「笑っていられるんだから、大丈夫だよ」
優しい番長が、そう言ってくれました。
留置場の中ではシャバとは違う価値観が存在していました。
逮捕された経験が多い人が、一番発言力が強くなるのです。
新入りさんは、自分がこれからどうなるのか、しきりに警察官に尋ねていたことがあります。
「僕達、留置場にいる警官は、留置場にいる人達のお世話をする係りだから、捜査の事は分からないんですよ。もし仮に知っていたとしても立場上、それを言うことは出来ません」
こう言われると頼れるのは、経験豊富な優しい番長の体験談しかありません。
当然、新入りさんは、優しい番長に助言を求めるようになります。
それは私も同じでした。
私は係りの方から検察官が私を精神鑑定にかけると言っていることを教えてもらう事が出来ました。
精神鑑定がどんなものか不安になった私は、優しい番長に聞く以外に情報を得る手段は無いのです。
作品名:実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意 作家名:匿名希望