実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意
新入りさんは自分が逮捕されたことを家族に知られることを、とても嫌がっていました。
そこで、私なりに懸命に知恵を絞ります。
「おそらく今夜、当番弁護士が貴方と面会するために来てくれるでしょうから、その時にどのくらいの期間、拘束されるのか『量刑相場』を聞いてみて下さい。貴方は罪を認めているのですか」
「はい。警察が来た時点で『君、素人だね。あんなやり方だと誰が犯人なのか直ぐに分かってしまうよ』って、言われまして。だから警察は僕がしたことを把握しているみたいだったので、今更ウソついてもしょうがないなぁと思って、自分がやったことは正直に話しました」
「え!? それって警察が、どうやって貴方が犯人だと判断したのか、分かりますか」
「いえ、それは捜査上の秘密だからと言って教えてもらえませんでした」
「そうですか。でも犯行を認めているのですね。
でしたら貴方が行った犯罪は軽い罪にしか問われない犯罪ですから、10日間、もしくは20日間の勾留で釈放してもらえると思います。
うまくいけば勾留もされないで3日以内に釈放してもらえるかもしれません。弁護士の先生が来たら、この点をシッカリ聞いてみて下さい」
「はい。分かりました」
新入りさんは、私の目を見て真剣な表情で頷きます。彼が真顔で熱心に私の話を聞いてくれるので、私もテンションが上がりました。
優しい番長は、会話には入ってこないで文庫本を読んでいます。
「それから釈放されるときに、身元引受人が必要なのかどうかも念の為に聞いておいて下さい。
法律的には必要ないはずなのですが、いた方が釈放されやすいという事があるかもしれません。
もしいた方が有利だという事でしたら、どうするか考えないといけませんね」
作品名:実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意 作家名:匿名希望