実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意
「ああ、それ、僕も読んだことあるけど、イマイチだったかなあ。それにエロ本は気をつけないと、読んでてマスターベーションをしたくなったら困るからなぁ」
私の声に優しい番長が反応してくれました。
「拘置所にいた時は、誰かがエロ本持っててさ。『ちょっとトイレに籠ってくるよ』と言ったら、何をやるのか分かってて、しばらくは誰もトイレに近寄らないようにしてたよ」
おそらく拘置所も留置場と同じで、トイレはガラス張りの窓が付いているのだと思います。
とてもではないが、そういう所で、私には●●●―をする度胸はありませんでした。
また私が彼らと共に過ごしたのは8日間だけだったのですが、この間に●●●―をした人は誰もいなかったです。
「エロ本とか差し入れてもらえるの?」
私が尋ねると、優しい番長が大きな声を出しました。
「ハンチョウ〜! エロ本の差し入れって留置場でも可能ですよね」
ハンチョウが傍にやってきます。
「よほど過激でない限り可能だよ」
新入りさんは、彼が警察官と気さくに話しているのに驚いていました。警察官と被疑者の間には、もっと深い溝があるように思っていたようです。
ちなみに、優しい番長が仲良くなっていたのは、第3班の「ハンチョウ」でした。
で……私も、第2班の「ハンチョウ」からは、厚い信頼を受けていたのですよっ!
作品名:実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意 作家名:匿名希望