実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意
太陽が地平線のかなたに沈んだぐらいの時刻に警察官が、私を呼びにきました。弁護士が来てくれているのだそうです。
留置室から外に出されるときは、手錠と腰縄を付けられるのが通常ですが、弁護士と接見するときだけは、それがありません。
弁護士は被疑者にとって唯一の味方ですから、弁護士が来てくれているのに脱走を試みる留置人はいないと警察は踏んでいるのだと思います。
本物の接見室もテレビドラマで見るのと同じ作りでした。
透明なアクリル製の仕切りが部屋の中央にあります。
仕切り板の真ん中に円形の金属がはめ込まれていて、その中のアクリルには小さな穴が沢山開いていて、ここから相手の声が聞こえるようになっています。
弁護士の先生から、自分が国選弁護士に選任されたことが、まず告げられました。
「よろしくお願い致します」
私は丁寧に頭を下げ、それから現行犯逮捕されたので、マンションの鍵がかけられていないので、鍵をかけて欲しいとお願いしました。弁護士の先生は気さくに承諾して下さいました。
「何かあったら、いつでも呼んで下さいね。出来るだけ速やかにやって来ますから」
先生は、そう言って帰っていかれました。
2号室に帰ると大将がボーとしています。移送されることが、相当ショックな様子です。
「大丈夫ですか? 執行猶予が付くようにお祈りしています」
「ありがとうございます」
作品名:実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意 作家名:匿名希望