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実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意

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私を理解してくれる人がいる!

 自分が孤立していないと感じられることが、私に安らぎを与えてくれます。そしてなぜ、このように他人を思いやることが出来る人が、実刑を免れないような犯罪を犯してしまったのか、不思議でした。


「ギャンブルが上手くいって、拝借したお金を全額返せて、なおお釣りがくるようだったら言うことないんでしょうが、なかなか上手くいかないのでしょうね」
 私が語りかけると師匠が、こう返してくれました。

「元手3万円でギャンブルをやって5万円勝つだろう。次も3万円でやればいいんだけれど、それが出来ないんだよ。欲があるからさぁ。1度儲けると、もっと儲けてやろうと思って5万円、全部すってしまうんだよ。

 毎回、負けていればギャンブルは止められるさ。時々勝つだろう。だから止められないんだよ。勝った時は、帰りに熱かんでも1杯キュッとひっかけてさ。ほろ酔い気分で帰って行く。あの快感が忘れられないんだよ」


ギャンブル依存症という言葉があります。
 これは精神疾患のひとつに分類され、行為・過程アディクション(嗜癖障害)の一種で、ギャンブルの行為や過程に心を奪われ、「やめたくても、やめられない」状態になることを言います。

あるいは師匠もギャンブル依存症だったのかもしれません。


――ギャンブルは怖い――

 当たり前のことですが、犯罪まで犯してしまった人と知り合って、私はまた大切な事を師匠から教えてもらいました。



夕方、弁護士の先生が訪ねて来て下さいました。

 私は私選弁護士になって下さいとお願いしたのですが、引き受けてもらえませんでした。でも、その理由がとても奇妙なものでした。

「私は現金を持っている人の事件しか引き受けない。貯金では、金額がいくらあっても駄目だ」

 私は普通預金だけで500万円以上の預金があり、銀行に行けば直ぐに下ろせますと、盛んに強調したのですがダメでした。悲観にくれている私に、弁護士の先生が帰り際、こう語りかけてくれました。

「そんなに落ち込まないで。何とかなりますから」