実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意
警察官が私の所に書類を持って来てくれました。私を10日間勾留することが決まったとのこと。
「10日間は確定ですか」
私は2度聞きなおしました。
「はい。確定です」
警察官も2度、答えてくれます。私は両方の耳が熱くなるのを感じました。今日で釈放されるのではないかなぁという淡い期待が……。
悪い知らせが2度続きます。師匠が明日、拘置所に移送されるとの事。
もう裁判が始まっているのだから、本来ならば、とっくに移送されてしかるべきだったのだそうです。
しかし私にとっては大切な知恵袋であり、また唯一の理解者だった人を失うのは大きな痛手でした。
私が警察と闘っていることについて大将は
「そんな事するの、もう止めたら。だってメリットないんだもん」
この人は【警察から弾圧されても信念を貫く】という私の感性を、理解してくれる人ではありませんでした。もちろん大多数の人が、大将と同じ感性を持っているのでしょうが、大将は自分自身が利益を得ることを優先的に考える人でした。
これに対し師匠は
「少なくとも留置場にいる間は、(警察が犯罪組織であるという事は)忘れた方がいいよ」
と言って下さったのです。
おそらく師匠も他の大多数の人と同じように、自分の利益を優先するタイプの人だったのだと思います。
でも師匠は、自分とは異なる感性を私が持っていることを察知し、私の感性に合わせてアドバイスをしてくれました。
作品名:実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意 作家名:匿名希望