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実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意

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退席を促されたので慌てて手を挙げてから裁判官に向かって発言します

「あの、私選弁護士の選任の件ですが、元検察官か、刑事系の元裁判官の弁護士の先生に私の弁護をお願いしたいのですが」

 鋭い眼光、冷たい目が私を睨みます。それから事務官の方に向かって

「そんな事ができるのですか?」

 事務手続きについては、裁判官より事務官の方が詳しい場合があるという話は聞いた事があります。

「出来ますよ。リクエストは何でも出来るんですよ。ただ、弁護士会が応じてくれるかどうかは分かりませんが」

「はい。それでけっこうです。よろしくお願いします」

 私は事務官の方に向かって、そう言ってから頭を下げました。そして退席。ドアの閉まる音が妙に乾いていました。


 検察庁の待合室に戻ると、まだ3人がいました。どうやら往路と同じように帰るときも4人一緒にマイクロバスで護送する模様です。

 メガネをかけた20歳代前半の学業成績が良さそうな感じのいい青年が話していました。

「ウチの留置場でね。4日間、全く食事をとらなかった人がいたんですよ。何とかして留置場から出ようとしていたんでしょうね。最後は警察病院へ運ばれていって、それからどうなったのかは知りませんが」

「そんな事しても釈放されるなんて、ありえなくね」と、元自衛官。

「それは、そうだろうけど」

 感じのいい青年が応えました。


 やがて4人は護送車に乗せられ、元来た道を戻ります。