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実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意

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 元自衛官の言葉です。

「僕は検察庁に来るの今日が2回目なんですが、前に来たとき検察官から言われたんですよ。執行猶予はつかない。実刑だと」

 元自衛官は、これから自分を待ち受けているのは、暗く絶望的な現実かもしれないと怯えているようです。

「ええ! 検察官がそんな事言うの!」

 私はフォローしたつもりだったのですが、彼の眼はうつろでした。
  

 私の隣に座っているアジア系外国人は

「とってもお酒に酔っていて何をやったのか全く覚えていない。気がついたら逮捕されていた」

 遠い異国で捕らわれの身になってしまって孤立無援。彼は酒を飲み過ぎたことをしきりに後悔していました。すっかり肩を落としてしまって、この外国人の目の前からは、太陽の光が消えてしまっているようです。

 私の前に座っている2人に語りかけます。

「でも君達2人はいいよね。両親から支援してもらえるから。僕とこの外国人の人は支援してくれる人が誰もいないんだ」

「でも貴方達は、軽微な罪だから起訴猶予でしょう。僕らは実刑ですよ」

 元自衛官が返事をしてくれました。


 私はとっさに頭を下げて視線を廊下に落とし、しばらく沈黙しました。

 起訴猶予と言われて嬉しかったのですが、実刑になることを怯えている2人に対し、僕らだけ楽させてもらって申し訳ないという気持ちを表現したかったのです。