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実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意

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手錠をされた両手を前に掲げ、背筋を伸ばし、胸を張って堂々と歩きます。

 案内された検察庁の待合室も、また牢屋になっていました。

 ただ私達にとって幸運だったのは、4人が同じ牢屋に入れたことでした。

 留置施設という所は何もすることが無くてとても退屈な場所なのです。話し相手がいるだけでも随分と気が紛れます。

「いやぁ〜。自衛隊を辞めてから俺の人生は狂いだしました」

 たわいもない雑談が始まります。口火を切ったのは、私の前に座っている3号室の20歳代後半の青年でした。

「あ、僕も自衛隊に体験入隊したことがあるよ」と私。

「僕もありますよ。なんか会社に入社したとき研修で……」

 マイクロバスに乗り込んだとき、一番後ろにいたメガネをかけた20歳代前半の学業成績が良さそうな感じのいい青年。彼は社会人経験者だったのですね。

 元自衛官が語ります。

「他の部隊と模擬戦争をやるんですよ。最初は地面に穴を掘ってそこ隠れるんですけどね」

「だったら、いきなり突撃なんかしないで、しばらくじっとしていて、様子をみてから突撃すればいいんじゃない」

 私が質問すると

「いや。僕は歩兵だから上官から『行け』と言われたら、行かないといけないんですよ。

 敵の光波による模擬銃弾が体にあたると、センサーが反応します。

 軽傷・重症・死亡って具合に。死亡になった場合は、トラックの中で模擬戦争が終わるまで待機していないといけなくて、超退屈ですよ」