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実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意

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 トイレの隣の鉄格子越しに、まるで早春のような暖かい光が降り注いでいます。私は鉄格子の傍まで行って、鉄格子の外の廊下の向こう側のガラス窓に反射している陽光を眺めました。

「お二人もこちらに来られたらどうですか。まだ1月だというのに、明るい朝日に反射されたガラス窓が綺麗ですよ」

「もういいよ。飽きるほど眺めているから」

 ウンザリしたような大将の声が小さな部屋に響きます。


 昨日、予約しておいた3冊の文庫本が配給されてきました。他にすることがないのでパラパラとページをめくっていると

「9番さん、検察庁に行きますから、まずトイレを済まして下さい」

 慌てて警察官の指示に従います。トイレを済ませると、護送されるための準備が始まりました。手錠をして、腰に縄を巻き付けます。

 この日は、3号室の20歳代後半の青年と私が護送される事になっているみたいでした。私の腰に巻き付けた縄よりも、もっと太い縄で護送される2人を警察官が繋ぎました。

「はい。ゆっくりと歩いて下さい」

 私の縄尻を持っている警察官に促されて、ゆっくりと歩を進めます。先頭の警察官が大きな声で

「前方良し。後方良し。男子房開錠」

 前方の扉が開きます。

 廊下に出ると

「男性、通ります」

 また警察官の大きな声が狭い廊下に響きました。