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実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意

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 やがて裏の鉄格子の奥の廊下の外側にあるガラス窓から、東の空が白み始めていることが分かるようになってきます。

 それでも起床時間の7時までは、まだ大分時間があるでしょうね。

 私は体力を温存するためにも、何とか寝ようとがんばっていたのですが、時々浅く眠ることが出来ただけで、ほとんど熟睡したという状況を作り出すことが出来ないまま、時間だけが過ぎていきます。やがて地平線から朝日が顔を出し、冬の陽光が部屋の中に明るさを与えるようになってきました。

(もう、これ以上寝ることは出来ないな)

 諦めの気持ちになりながらも、以前友人から教えてもらった「寝付かれなくても、布団の中で目を閉じているだけで、体力は回復する」という言葉を思い出し、とにかく布団の中でジッとしていました。


「起床」の号令が、午前7時になったことを知らせます。

 部屋に明かりが灯ります。

 ピッと空気が張りつめました。師匠も大将も号令と共に、飛び起きて布団をたたみます。ローテーション通りに自分達の順番がくると、各部屋ごとに布団を布団置き場に各自が運ぶのです。

 各部屋の扉はローテーションの順番通りに一部屋ごとに開きます。1号室の住人2人が布団を運び終わり2人が部屋に戻ったのを確認してから、2号室の扉が開錠されるのです。この辺は留置者が集団で脱走を試みないように、マニュアルが徹底されていました。