実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意
ですが私には、ここから先の時間が地獄でした。
初日は睡眠導入薬がもらえなかったのです。20歳代から40年弱、薬を飲み続けていた私。とてもではないが薬無しでは眠れるはずがないのです。
昼間は同じ部屋の人と雑談をしたり、本を読んだり、体操や筋トレをやったり、部屋の中に拘束されてはいるものの、その中では比較的自由行動が許されているのです。しかし消灯後は、ただひたすらに布団の中でジッとしていなければなりません。
何とか寝ようとがんばってみるのですが、気が焦るばかりで全く寝付けません。
これは、不眠症の人にしか分からない感情でしょうね。
小学生の頃、両親と同じ寝室で、私は両親より先に布団に入っていました。
でも寝付けないのです。早く寝ないとまた親から怒られる。
そう思うと気が焦ってとにかく寝ようとがんばるのですが……
やがて母親が寝室に入って来ます。寝ていないと怒られるので、寝たふりをするのですが、直ぐに起きていることがバレてしまいます。
「まだ寝てない」
毎晩のように、そう言って怒られていました。故意に起きているわけではなかったのですが、母親には、それが理解してもらえませんでした。
作品名:実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意 作家名:匿名希望