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実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意

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 牢屋に着くと改めて檻のなかを見まわします。関東間の畳が4畳。

 その外側にはトイレが。トイレには窓がついてあって外部から中の様子がうかがえるようになっていました。

 扉に鍵は付いていません。トイレは新幹線の洋式トイレと同じものでした。

 牢屋の表は金網の張られた鉄格子がはめ込まれ中の様子がよく分かるようになっており、裏もトイレの横は鉄格子に金網がはめられています。

 その奥は狭い廊下になっており、さらに外側の壁にはすりガラスの窓が連なっていました。



 師匠(同室の落ち着いた60歳代後半の紳士に私が付けたニックネーム)は、足を崩したまま畳に座って文庫本を読んでいます。

 大将は、寝そべってボーとしていました。すこし時間が経つのを待ってから、私が大将に話かけます。

「退屈ですか」

「ああ、退屈だね」

「だったら私の話を聞いてくれませんか」


 私は、警官は風俗店の摘発を目こぼしする見返りに、タダでソープランド等に通っていること、第2章「私が訴えたいこと」に書いたこと等を聞いてもらいました。


 また警察官から取り調べを受けたとき、オウム真理教が行っていたテレフォンクラブでは、警察官も電話番をやっていた。

 私が興味本位でここに電話をかけると
「はい。こちらは警察です。今は営業時間外なので、営業時間内に電話をかけなおして下さい」
と言われたこと。

 少し時間を置いて再びテレフォンクラブに電話をかけなおして
「さっきのお巡りさん、そちらで電話番をするの初めてだったのではないですか? だからウッカリ『警察です』言ってしまったのではありませんか?」
と話しかけると、

 今度は女性の方が困惑した声で
「はい。実はそうなんですよ」
との返事があったこと。



 当時はまだ携帯電話が普及する前で、私の部屋にあった固定電話は、全ての会話を自動的に録音できるようになっていて、この録音を持って週刊文春編集部の人と会い、このことを記事にしてくれと頼んだら記事にはならず、

 そのころ私が住んでいたアパートの102号室が銃撃され、102号室は、やがてオウム真理教のアジトになったこと等を話しました。

 要は警察の不正を正そうと活動していたら、またまた私は警察から拉致・監禁されたことを聞いてもらいたかったのです。