実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意
朝食を食べ終わると健康診断がありました。体重を図ると着衣のままでしたから55?。服を脱げば53?ぐらいでしょうね。
次にドクターから健康状態を聞かれました。
「前立腺肥大と蓄膿症。それから不眠症なので薬を出して欲しい」と私。
「薬の名前は何? それが分からないと薬は出せないんだよ」
病院に通って処方箋を書いてもらい、薬局で薬をもらっていたのですが、薬の名前なんて憶えていません。分からないと言うとそれでは薬は出せないとのこと。
以前、大学で法律を学んでいた私は刑事訴訟法の授業で、勾留中の被疑者に適合した薬を提供せず、被疑者を苦しめて自白を強要させた事案を学習したことがあるのですが、まさか自分が同じ目に遭わされるとは思いもしませんでした。
それでも何とか粘って睡眠導入薬だけは提供してもらえることになりました。
(持病があるのに薬が無くて俺、大丈夫かなぁ)
自分の体が、冷たい海の底へ沈んでいくような感覚に襲われました。
間もなく取調室に呼ばれました。
「いやぁ。。。温和な人柄な人で良かったぁ。昨夜は、どうなることかと思案に暮れていましたよ」と、私を担当する巡査部長。
「本官さん(警察官をさす警察官の隠語)、被疑者をおだてるの上手いですね」
巡査部長の相手に好感を抱かせる巧みな笑顔に釣られて、私も明るく応答しました。
私には黙秘権があるから嫌なことは言わなくてもいいこと。この取り調べは録音・録画をしていることを最初に告げられました。
「貴方は今朝午前3時頃、刃渡り21?の包丁を≪正当の理由なく≫所持していました。認めますか?」
「包丁を所持していたことは認めますが、≪正当の理由なく≫というのは否認します」
作品名:実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意 作家名:匿名希望