実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意
パンツもズボンも取り上げれて、警察から支給されたパンツとジャージを履くように言われます。それから私は鉄格子のある牢屋のような部屋に連れていかれました。このとき私を連れていってくれた、人の良さそうな警察官が語ってくれた言葉、
「ここは貴方の敵ではありませんよ」
この一言で私は随分と落ち着きを取り戻すことが出来ました。
それまでは警察から拉致され、猛獣の檻の中へほり込まれたような気持ちだったのですが。
薬とウイスキーのおかげで熟睡できたらしく、気がついたら朝になっていました。
牢屋で同室だった人は2名。ひとりは丸顔で白髪。頭部は薄くなっていました。大学時代ゼミナールの指導教官だった大学教授を連想するような、落ち着いた60歳代後半の紳士でした。
もうひとりは40歳代前半とのこと。私よりも10歳ぐらい若かったのですが、そんなに年下にはみえませんでした。同じ歳ぐらいにみえました。同じ歳ぐらいにみえました。しかしこれは相手が老けていたというよりも、独身で子供のいない私の精神年齢が若すぎることが原因です。
相手に与える第一印象はとても大切。私はふたりに向かって丁寧に「おはようございます」と挨拶しました。
牢屋の中から外を覗きます。鉄格子と金網の向こう側にカウンターがあって、そこで何人かの警察官が勤務していました。
「すいませ?ん。職場に連絡をとって下さい。このままだと無断欠勤になってしまいます」大声で何度も頼みました。すると遠くから応答がありました。
「分かった。電話してあげるから待ってて」
しばらくすると昨夜、寝る前に声をかけてくれた人の良さそうな警察官が、傍にやって来てくれました。
「連絡しといたよ。女性の方が電話に出て『分かりました』と言ってくれたらから、もう大丈夫だよ」
「ありがとうございました。ご厚意感謝致します!」
大声で謝意を述べ深々とお辞儀しました。警察官はちょっと照れた仕草をみせていました。大将(同室の40歳代前半の男性に私が付けたニックネーム)がささやきます。
「ここは軍隊ではないんだから、そういう言い方しなくていいんだよ」
作品名:実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意 作家名:匿名希望