実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意
次に憶えているのは、複数の警察官から取り押さえられている場面です。
ガムテープをはがされて奪い取られた包丁を、警察官がメジャーで計っていました。
「見ろ! 刃渡りが21?あるぞ」
このとき私は身柄を拘束されないために、金網にしがみついていました。
「ほら、手を放せ。ケガするぞ」
警察官が気を使ってくれたのには驚きました。
それからパトカーに乗せられて、どこかに連れていかれて……
次に記憶していることは、テーブルを挟んで椅子にすわり警察官から尋問を受けていたことです。私は何かを叫びながら、しきりに目の前にいた警察官に向かって指をさしていました。
拉致される事は、これまでにも何回も経験していたのですが、また警察から監禁されて私は随分と興奮していたみたいです。耳のなかには激しい胸の鼓動だけが響いていました。
「指をささないで」
警察官からそう言われたのは憶えています。
「睡眠導入薬とウイスキーを大量に飲んでいるので、眠くて仕方がない。とりあえず寝かせてくれ」
警察官からいろいろ尋問されていたのですが、私は全く答えずに机の上で寝ようとするばかりです。
そしたら別室へ連行されました。私は上半身を裸にされ刺青や傷がないかを調べられ、それから自分の服が取り上げられ、警察から支給された2枚の服を着るように言われました。
ズボンやパンツも脱がされて、下半身も同じように調べられました。それからお相撲さんがやっているような四股(しこ)を踏むように言われました。
「あはは……女性にこういう事をやらせるというのは聞いた事があるのですが、男にもやらせるのですね」
私が照れ隠しに語ると「女性は穴が多いからね」と警察官が応じました。
(警察官って随分と卑猥な事を平気で口にするんだな)
――念のため解説しておきます。女性を刑務所に収監するとき、中には膣に覚せい剤や違法ドラッグ等を隠し持ってくる人がいるのだそうです。そこでこれを阻止するために女性を収監するときには、四股を踏ませたり身体検査をしたりするのです――
作品名:実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意 作家名:匿名希望