実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意
断片的に私が記憶しているのは、以下の事実です。
片手に刃渡りが21?ある包丁を持ち、ガムテープで包丁を持った手をグルグル巻きにしていたこと。これは包丁を相手に奪い取られないようにするためです。
このとき警察に対する怒りが激しい波のように、私の全身に拡がっていたことは憶えています。
午前3時頃、私は部屋の直ぐ傍にある陸橋の上にいる男の所に向かいました。
前に述べたように私は警察から拉致・監禁されたことが数回あります。
また銃撃された経験もありました。
「なんで、こんな所にいるんだ。オマエは警察OBで俺を監視していたのだろう! 本当の事を言え」
暗くて遠くからは分からなかったのですが傍に寄ってみると、この男が70歳代前半ぐらいの老人だったので、私は警察官とは言わずに警察OBと言いました。
右手でビニール傘を掲げて、相手との距離を保ち、相手と自分の距離が、傘の長さによってキープされ、それ以上近づかないように注意しながら、左脇腹の横に包丁を持っていました。
老人だったので、現役の警察官という事は有り得ないでしょう。しかし警察関係者であれば、拳銃を持っていないという保障はありません。(現に私の住んでいたアパートは銃撃された過去があります。そして神奈川県警はその事実を隠蔽しています)。
老人が私を射殺するために懐から拳銃を取り出さないかどうか、私は彼の両手の動きを注意深く見守っていました。
すると老人は、私が掲げたビニール傘の先を手で握りしめ、グイ――と傘を捻じ曲げるのです。
(おい。何をするんだ。近づくなよ! 俺は包丁を持っているんだ。危ないじゃないか)
私は、そう思ったのですが、老人は、違う事を考えていたようです。
この老人は盛んに複数ある道路のうち、1つの道路ばかりに視線を送っていました。
その道路の向こうからスクーターが1台やって来ました。
私は大きな声で「貴方は警察官ですか?」と尋ねました。
記憶が薄らいでしまっているのですが、このときスクーターに乗っていた小太りの男は、手を横に振るか、首を横に振ってそのまま走り去って行ったように記憶しています。
私が対峙していた老人は、相変わらず同じ道路の方角ばかりを見詰めていました。
「何を見ているんだ。警察が来るのを待っているのか!」
私が、そう言ったのは憶えていますが、その後は記憶が飛んでいて……
作品名:実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意 作家名:匿名希望