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実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意

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 こうやって留置人は、自分達の世話をしてくれる警察官に気を使うのが当たり前の生活に慣れていく。

 トイレットペーパーが無くなると、私の居た留置場では、留置部屋の外からトイレットペーパーを装填しなければならないシステムになっていた。

 我々がトイレットペーパーが無くなりましたと声をかけると、警察官が直ちにトイレットペーパーを装填してくれる。

 そうすれば我々は、警察官に感謝の気持ちを持つようになっていく。


 留置場での生活は、こういった留置人と警察官との、日常生活に欠く事が出来ないコミニケションの上に成り立っていた。


 これは警察という巨大な組織が、巧みに造り上げた巧妙なトリックである。


 私は、警察に嵌(は)められて、冤罪を捏造され、留置場に監禁されている。

 そして、警察が組織ぐるみで過去に行った犯罪を公表しないように、

 また神奈川県で起こる可能性がある、神奈川県警がオウム真理教のようなチンピラを使って行うかもしれない、第三のサリン事件を防止する活動を止めるように脅迫されていた。



 しかし、留置場に監禁されて不自由な生活を強いられていると、私の身の回りの世話をしてくれる警察官達に親近感や感謝の気持ちが生じてくる。

 そこを巧みに突いてくるのが、この留置システムなのである。

 こうやって、私に自分が嵌(は)められた事や脅迫されていることを忘れさせてしまおうという作戦なのだ。