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実話・ソープにタダで通う裏技・男にモテるキャバクラ嬢の極意

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 警察と言う巨大な悪の組織は、慢性的にこうやって自分達の犯罪を隠蔽してきているのだろう。

 それでも己(おのれ)が自由になることを最優先に考えていた当時の私は、この事実から目を背けていた。

 警察が行った精神鑑定という名の内偵が終わると、私は再び留置場に戻される。戻って間もなく警察官が私を呼びに来てくれた。


「弁護士の先生が来てくれていますよ」

 そこで私は、明日、釈放されることを知らされた。

 私は弁護士の先生に精一杯の感謝の気持ちを伝えてから、自分の留置部屋に戻っていく。

 部屋では新入りさんが私を待ち構えていた。


 新入りさんは、もう既に20日間の勾留が決まっている。

「弁護士さんは何と言っていましたか? 20日間になったのですか」

 彼は私が自分と同じように20日間の勾留になって、自分と同じ境遇の友人が出来ることを求めていることは明らかだった。

 私は彼の気持ちを察して黙っていたのだが、新入りさんはしつこかった。やむを得ず真実を静かな声で話した。

「明日、釈放だって」

 これを聞いた時の彼の横顔は寂しそうだった。

 そこへ取り調べを終えた優しい番長が戻ってきた。

「明日、釈放だって」

 新入りさんは、寂しさを紛らわそうとしているのだろう。


 私より先に、彼に話しかけていた。