一生勉強、一途に文芸道~小説と私~
今日中というよりは、本日の消印が欲しかったんですね。
何故かといいますとー。
「10月31日」の消印有効のコンテストに応募原稿を間に合わせたかったんです。
正直言うと、今年はもう出さないつもりでした。
色々な事情があります。
だけど、一昨日のブログでもお話ししましたように30日の予定が少しだけ先延ばしになりました。
理由は知り合いのブログを見て、30日が大凶日だと知ってしまったから。
その方も当初、予定されていた引っ越しを翌日ら日延べしたということですしね。
30日に出掛けるつもりだったので、その日は別の予定は入れていませんでした。
ところが、丸一日空いたせいか、そのコンテストのことを急に思い出しました。
それが29日の夜のことです。
トシのせいか、最近は夜に何か作業をしても効率が上がらないー笑
なので、その日は流石にもう見送り、まるまる予定が空いた30日に急遽、原稿を作成しました。
こんな時、パソコンは便利ですよね。
予め作品が保存されているため、急いでいるときも原稿を呼び出して
印刷すればOK、それだけで応募原稿は作成完了です。
まあ、略歴とか、審査には大抵そういう添付資料が必要ですから、それを作らなければなりませんが。
昔は応募用の「略歴・ひな形」もこしらえて保存していたんですがー笑
今はそこまでコンテストに出さないので、特に作らず、必要があるときに作っています。
昨日、原稿を作り、気持ち的にはそのまま郵便局に行きたかった、、、
何しろ「10月31日消印有効」なので、少しくらい余裕を見て投函したいです。
特に私は、物事は少し余裕をもって行う方が好きなのでー笑
ですが、予定を延期したくらいの大凶日にわざわざ出さなくても、、、という想いがありー笑
結局、今日の朝、本当にギリギリのギリギリで郵便局に出しました。
レターパックですが、ポスト投函は不安すぎるので、窓口で念のために
ー今日の消印がつきますか?
と、確認しましたー笑
いえね、作品を作ったのは自分なので、可能性の方はどんなものかというのは嫌というほど判ってます。
本当に今年はもう良いや、と思っていたコンテストでした。
ですが、10年以上も応募し続けていたから、どうしても心の底に諦めがたい想いがあったのかもしれませんね。
また、応募した作品が日本の時代物としては直近で書いたものになることもあるかもしれません。
私は元々、日本の時代小説を書いていた人間でしたけど、
今はご存じの通り、韓国朝鮮を舞台にした時代物ばかり書いています。
今回、応募した作品はアメブロでは完結させましたが、小説サイトではまだ連載途中のままに
なってしまっているので、これを機会にサイトでも完結させたいなという気持ちが強くなっています。
そして、ここでお題の「小学生の頃の夢が叶ったか」ということになります。
私が小説らしきものを書き始めたのは小学六年のときでした。
それを言うと、
ー早熟ですね。さすがですね。
とか、お世辞でー笑 よく言って下さるのですが、、、
何の自慢にもなりませんよね。特に今日日はネット小説全盛期で、初めて小説を書いたという人が
いきなり天文学的に数値のPVをたたき出して、一躍、人気書き手になれる時代です。
同人誌でコツコツ書いて地道に努力を続け、「苦節ン年」ですーなんてアナログ世代の常識は
今や通用しません。
私はそのアナログ世代とネット世代の両方をそこそこ体験した人間です。
どちらのメリット、デメリットもそれなりには理解できているつもりです。
ネット時代の最大のメリットはやはり「夢を叶えられる」時代になったということかもしれませんね。
例えば私のように「たくさんの人に小説作品を読んで貰いたい」と夢見る人間がいたとします。
ネット全盛期の今は、まさに
「誰でもが、いつでも、書いた作品を発表できて、読んで貰える」ことができます。
そこが何と言っても一番の魅力じゃないかと思うんですね。
ただ、私の認識では、これは「作家になれる」という意味ではありません。
例えばネットサイトで人気が出て、どこかの出版社に声をかけられ一冊本を出した。
割とよく勘違いするのが、たったこれだけで自分は「作家になった」と思い込むことです。
もちろん、作家の定義に絶対的なものはないので、ご当人が「私は作家」と思い込むのは自由です。
ただ、「本を一冊出した」、或いは「ネットコンテストで何度か入賞した」だけでは本当は「作家」になったとは
いえないのです。
中には本を出したこともなく、コントストで入賞した実績もないのに、人気が出たPVが多いという
ただけそれだけの理由で、「私は作家」と勘違いされる方もいます、、、
それも、もちろん定義や資格があるわけではないので、自由ではあるんですが、、、
私自身は、その程度はあくまでも「小説書き」だと思っています。
やはり「作家」と名乗れるのは、書いた作品がコンスタントに書籍になり、それで食べてゆけるようになって
からではないかと思います。
ですが、その逆もまたいえると思います。
多分、小説を書く方の大半は、何もそれでご飯を食べたいからという動機で書くのではいでしょう。
書く第一の目的は「たくさんの人に自分の作品を読んで欲しい」じゃないかと思います。
つまり、職業作家にならなくとも、「小説を書いて不特定多数に読んで貰える夢」は叶うということです。
そういう意味で、ネット時代の今はありがたいし、アマチュアでアートを追求しようとしている人には
幸せな環境であるといえると思いますね。
私が同人誌に参加してコツコツやっていた頃は、今のような恵まれた環境は想像もつかなかった。
たくさんの人に読んで貰いたければ、コンテストで大賞を取って書籍化を目指すしかない時代でした。
でも、今はそんなことをしなくても、作品をネットにあげれば読んで貰える時代になりました。
きっとアナログ時代しか知らない人からすれば、今のアマチュア書き手は本当に夢のような環境にいると
羨ましがるんじゃないかな。
先ほど、私は「作家とは」と言いましたけど、誤解しないで頂きたいのは
つまり今の時代はもう「作家」であるかどうかなど、あまり小説を書く上で関係ないということを
申し上げたいのです。
作品名:一生勉強、一途に文芸道~小説と私~ 作家名:東 めぐみ