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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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螺旋、再び 探偵奇談20

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「先輩、先輩、ご飯ですよ」
「…え」

眠っていたらしい。窓から夕焼けが差し込んでいて、部屋の中はすっかりオレンジだった。腹の上にタオルケットがかけてある。いつの間に眠ったのだろうか。伊吹は起き上がって目をこする。

「…ごめん、寝てた。人んちでグースカ…」
「気にしないでいいよ。疲れてたんだから。腹減ったでしょ」

あれ?
いま何か、誰かと話していたような気がするのだが。夢か?

「大丈夫?やっぱり疲れてるんですね。無理しないで休んでていいですよ」
「平気だよ。寝たらすっきりした。行こう」

ここのところ忙しかったから、眠りも浅くて妙な夢でも見ていたのだろう。夢の中身というのは現世に持ち帰ってこちらの言葉で表現することは難しいのだ。瑞に続いて階段を下りながら、伊吹は夢の残滓を追い払うように頭を振った。




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