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短編集35(過去作品)

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 胸の鼓動は当分収まりそうもない。男としての父の気持ちも分かるが、母はどうだったのだろう? 父を裏切るような母には見えない。母にもそれなりに理由があったに違いない。どちらが悪いというわけではない。何かの歯車が狂い、どこかが一瞬間違えた。そういうことなのだろう。
――それにしても、どうして今まで見つけられなかったのだろう――
 注意深く探さなくとも、この写真を見つけることは難しくなかったはずだ。
――死んだ父か、それとも母の何かの伝言なのだろうか――
 何かが狂い始めているのかも知れない。嫌な胸騒ぎを覚えた。
――一瞬の狂いが大きな間違いを起こす――
 何が狂ったのだろうか? ハッキリとは分からない。とにかく不安になった私は、携帯電話を手に取り、茜に電話を掛けていた……。

                (  完  )

作品名:短編集35(過去作品) 作家名:森本晃次