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ひなた眞白
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novelistID. 49014
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忘れじの夕映え 探偵奇談8
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――そうじゃないと…あたしだけ忘れるなんて、悲しいじゃん
それを聞いて少年は困ったように、笑った。
二人は小指を絡める。
それはもう、到底成立などしない約束だったのだ。
忘れることなど。
できるはずがなかったのに。
護れない約束があってもいい。
瑞は、消えてゆく夕映えの中でそんなことを思う。
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作品名:
忘れじの夕映え 探偵奇談8
作家名:
ひなた眞白