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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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あの日と同じに雨が降る 探偵奇談6

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イエーイと教室が沸いた。テストに授業に堅苦しい日々だったから、生徒たちは大喜びだ。オヤツ付きの校外学習とは最高ではないか。

「景色いいんだって~」
「ちょっと楽しみ」

隣の席で女子たちが話している。

(あの狐がいた山だよな)

中庭の白狐は、沓薙山の神の使いだった。そのおおもと、四人の神様が住むのだという。これまでの騒動から、あの山の話も力を持つ土地であるということも、おとぎ話ではなく事実なのだろう。

(面白そうだな)

興味がわいてきた。




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