小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

歪んだたより 探偵奇談4

INDEX|37ページ/40ページ|

次のページ前のページ
 


「そんなの…関係ない、あたしは一度だって」
「そういう何も気づかないところも大嫌いだった!誰にでもいい顔して気を遣って!あんたといるとみじめになる!だから…!」

がくりと項垂れた悠里が、くちびるを噛みしめているのがわかった。
怜奈は、自分の目から涙が零れていることに気づく。

自分の何かが彼女を歪ませてしまったのだろうか。

可愛くて優しかった親友を、歪ませてしまった何かが、自分にはあったのだ。

それが悲しくて、そして悔しい。とても。

「このままじゃ…悠里ちゃんが死んでしまうから…言うね」

静かに、決別の言葉を投げた。

「もう、友だちじゃない。二度と合わないし…連絡もしない」

さようなら。



.