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お蔵出し短編集
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そしてこの日、私の願いはなんと、聞き入れられた。
ふと気がつくと、音がしていない。
隣家の嵐は静まったのだ。
確かに、終わらない嵐はない。
隣家の嵐も、いつもいつかは終わる。
彼の母親が疲れ眠るか、怒りに注ぐ油がその日ついに耐えるかのいずれかの理由なのだろうが、私にそれを識る術はない。
でも、その日の嵐は呆気なく終わった。
静けさの中で私と私が住む住宅街は、最近では驚くほど呆気ない嵐の終わりに多分事情を知る誰もがため息をつき、彼を知る誰もが彼の安らぎを願ったことだろう。
作品名:
お蔵出し短編集
作家名:
匿川 名