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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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雨闇の声 探偵奇談1

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シトシト雨が降る外の景色は、白いもやに包まれているように見える。憂鬱な雨。山の緑もずっしりと濡れていた。

「昼間なのに暗いな、この学校」
「…そう?」

瑞が窓の外に視線をやりながら呟く。確かに校内は薄暗かった。電気がついているにもかかわらず。雨の日が憂鬱なのは、この視界の暗さのせいでもあるのかも。
ほどなくして二人は、目的の教室に辿り着いた。

「ここだよ、呼んでくるから待っててね」
「ん」



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