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先輩
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私はそう言って家の中へあがり、そのままその日は幕を閉じた。
最高の一日だった。
最高すぎて、この先、嫌なことばかり続くんじゃないかと不安にも思った。だけどそんな不安よりも、帰り道に馨先輩と過ごせた事で頭がいっぱいだったから、その時はそんなことどうでもよかった。
そう、その時まではどうでもよかった――と思えたのだ。
作品名:
先輩
作家名:
みこと