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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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慟哭の箱 7

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一弥(いちや)
支配人格。
他人格を操作しスイッチしてきた。自分たち以外を信じていないとのこと。
二十代の青年。外部からの攻撃に対し、先手を打って出る。旭が身を寄せている清瀬宅で清瀬に対し数度にわたり警告を発している。
旭を守ることを存在意義の第一とし、手段を選ばない残忍なところがあるようだ。

真尋(まひろ)
交代人格。24歳の青年。外交担当として、他人格が顕在化している際に失われている旭の記憶が、周囲との間に齟齬を生まないよう調整をする役目とのこと。旭が社会とつながり、人間関係を築くうえで重要な役割を果たしている。
治療には協力的であるが、大人に対する猜疑心を捨てきれてはいない様子。
人懐っこく社交的な性格で、楽観的である。その反面、一弥に忠実であり、慎重な一面もあるようだ。

氷雨(ひさめ)
交代人格。29歳の女性。旭のなかにある理想の母親像が人格を持ったものと思われる。
旭と涼太を母として守ることを存在意義とし、彼らを傷つけるすべてを憎んでいる。その反面、誰かに助けを求めなくては旭を救えないのでは、という意識も持っており、カウンセリングには協力的である。ピアノが弾ける。

涼太(りょうた)
交代人格。6歳の男児。大人を恐れて出てこないが、清瀬に対して信頼を寄せているとのこと。旭が時折見せる幼い仕草は涼太とスイッチしているためと思われる。特に旭が恐怖や危険を感じた際に顕在化するようだが、こちらの呼びかけには応じない。
過去の痛みや傷を負った人格であり、旭の中に一番初めに誕生した交代人格であると考えられる。
交換日記にときおり絵を描いている。筆圧が弱く、自信のないタッチである。

タルヒ
交代人格。15歳の青年。無気力、無関心。自殺願望を持つ。自傷行為に走ることを恐れる一弥により管理され、顕在化は殆どできないらしい。DID患者には必ずと言っていいほど自殺願望のある危険な人格が潜んでいるが、旭にとってのそれがこのタルヒであると考えられる。呼びかけには応じない。



作品名:慟哭の箱 7 作家名:ひなた眞白