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僕の細道

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序章 ④ 伊賀の里



車を借り受け、いよいよ出発である。

雲ひとつなき晴天、お日さまも門出を喜んでくれている
全て手前の都合の好き解釈でことを思うは我が習性なり

当然、車は東に向かい花の都大東京を一路目指すこととなるが

折角ここまで来たのである、
芭蕉翁ご生誕の地、伊賀の里を通り過ぎるわけにはいかないであろう
まさに都合よく行く手の途中である

伊賀の城中に入ると忍者キャラのマスコットがチラチラと目に入るが

驚きのポスターを発見!

「第6回伊賀流手裏剣打選手権大会」
本選11月9日伊賀流忍者博物館にて開催

優勝者にはなんと純金製手裏剣が!
全国から予選を勝ち抜いた忍者たちが日本一の座を懸け
熱き戦いが始まる。...そうです。

う~ん!さすが伊賀者
待てよ、じゃ甲賀はどうなっているのか興味をソソラレル
伊賀流日本一と甲賀流日本一の他流試合は果たしてあるのか?

いったいどんなカッコでやるんだろうか?
やっぱ、頭巾かぶって黒装束に地下足袋か
刀を背負って爪先立ちで背中丸めて音もなく走るのだろうか?
して競技方法は?
まさか、お互い投げ合って当たった方の負け!(爆)

忍者といえば
「伊賀の影丸」「服部半蔵」「猿飛佐助」「風車の弥七」そして「忍たま乱太郎」!?
誰が甲賀だっけ?

そういえば芭蕉(同行の曽良)は忍者だったとかいう説もあるやに
奥の細道の旅は隠密視察の旅だった?。。。にゃるほど。

もろもろ興味は尽きないが本題に入りたい

が、もう拙者、今日は疲れた。
この後、芭蕉の生家跡と蓑虫庵を訪ね、そして百年歴の老舗で旨いウナギも食った。

『手裏剣に 昔を忍ぶ 伊賀の里』 無精 ひどい! 季語もなし。

誰か「手裏剣」は夏の季語だと言ってくれ(笑)

終わり。

あっ、腕に覚えのある方は是非ご参加を!


作品名:僕の細道 作家名:酔生夢死