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たららんち
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ぶろぐがわり

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生存報告



 結構前に、卒業旅行に行きました。そう報告してからさらに結構立ちました。現在五月二十三日、社会人となって約二ヶ月が経過して、毎朝の早起きにも慣れ始めてきています。
 卒業旅行から今日まで様々なことがありました。卒業式をして、飲み会があるから日帰りはできないなと友人の家に転がり込んだり、内定をいただいた会社から唐突に「外部研修でキックオフ会があるけど、いくか?」と連絡が来たり。……そう、そうなんです。そのことなんです。その連絡が来たとき、私は思いました。外部研修するなんて聞いてないけど、と。

 先ほどの連絡はメールで来たものでした。その内容は読めば読むほどマジかよと思うものです。当然です、そもそも外部研修があることすら知らなかったのに「札幌近郊で行われる予定」「三十八日間同じ釜の飯を食う仲間ですので」というようなことが書いてあるのです。札幌近郊と言うと、恵庭やら夕張やらでしょうか。同じ釜の飯を食うということは泊り込みでしょう。部屋は誰かと同じになるのでしょうか。とても不安でした。

 蓋を開けると泊り込みではなく、「札幌中央区」で「お昼ご飯持参」でした。「なんだそりゃ」ですよ。「近郊」はど真ん中という意味では決して無いと思うのですが、同じ釜の飯を食うどころか釜すらないのですが。人にプログラムを教えるよりも先に日本語を、なんて思いますが、まぁネタにできると考えればいいでしょう。

 今回「外部研修」ですから、もちろん研修先は会社と全然別の場所になります。そのため実はまだ会社に通った回数はほんの三、四回です。社員の方とも自己紹介をしたのですが、如何せん次に会うのは六月四日から。二ヶ月近く間が空くために全然顔も名前も覚えられていません。不幸中の幸いなのは営業職ではないので少なくとも客先を失うことはない、ということでしょうか。

 そしてゴールデンウィークには高校の友人二人と一泊二日の旅行に出かけました。走行距離は述べ千〇五〇キロでかなりハードな旅行となりました。

 肝心の初任給ですが、私の会社では二十日締めのために四月の給料が満額ではありませんでした。そのため、この旅行で網走のビールを前六種類それぞれ一本ずつ購入し、とりあえずお茶を濁す形となりました。明後日二十五日は給料日、満額が支払われます。さて、なにをしましょうか、いい加減考えなければいけませんね。

 正直この生活をあと四十年以上やらなければいけないと考えると、途方も無くて嫌になってきますが、マイペースに愚痴愚痴とぼやきながら生きていけるところまで生きていきたいと思います。
 以上、生存報告でした。


作品名:ぶろぐがわり 作家名:たららんち