ぶろぐがわり
やつらが来る
森の木々も色づき、落ち葉でベッドを作ることもできそうな今日この頃、皆様いかがおすごしでしょうか。
ろうそくは消える直前に一際輝くといいますけれど、それはろうそくだけでなくほかにも当てはまるようです。
火が消える直前、つまりは冬が来る前に、彼らは一層、激しく活動するのです。
北海道と言えば、緑豊かな大地、白い雪、美しい川や湖など、自然豊かなのは自明でございます。
そして自然が豊かということは、必然、自然の生物がたくさんいることになります。鹿なんて、多すぎてどうしようかと困っているほどです。けれど、それはまだいいです。
虫なんです。
秋、冬支度なのか、はたまたただの嫌がらせなのか、雪虫とカメムシが活性化します。
自転車で走ると何匹もの雪虫が顔面と衣服を遅い、家の中や網戸にはカメムシが我が物顔で陣取っているのです。
ちなみに雪虫とはアブラムシのなかで白腺物質を分泌する腺が存在するものの通称だそうです。ですから、私のいる地域で大量発生するこの雪虫は白くないので正式には雪虫ではなくただのアブラムシなのでしょう。
けれど、そこは問題ではありません。
想像してみてください。
自転車に乗っていると、何匹もの虫が体当たりを仕掛けてくるところを。
いくら害虫ではないからといって、気持ち悪いことは請け合いです。
ちなみにWikipediaでは雪虫の事を「北海道では初雪の降る少し前に出現したりする(と感じられることが多い)ことから、冬の訪れを告げる風物詩ともなっている。」としています。
こんな風物詩なら無いほうがいい、と思う道民は多いのではないでしょうか……。