ぶろぐがわり
今年もまた、暮れていく
二十三日、二十五日と、知名度の割には祝ってくれる人の少ないおふた方のお誕生日が過ぎ、もうじき今年も終わっていきます。
日本ではクリスマスにカップルで過ごすなんて大変甚だしい行いがなされていますが、海外の多くで「クリスマスは家族で過ごすもの」というようになっているのは、おそらくみなさんご存知なのではないでしょうか。
つまり、私は多くの日本人とは違い、伝統を敬っているのですよ。負け惜しみではないですよ?
クリスマスと言えば、もちろんサンタクロースが思い浮かぶと思うのですが、よくありがちな話題で「いつまでサンタを信じていたか?」というものがありますね。
これもよく言われますが、「お父さんがヒゲをつけているのを見てしまった」なんていう切ない思い出をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
私も例外なく、この「いつまでサンタ」を会話として出されたことがあるのですが、この問いに明確に答えられたことはありません。というのも、多分私は最初からサンタという存在を信じていなかったからです。
例えるならポケットモンスターのピカチュウ、ディズニーキャラクターのミッキーマウスのように、キャラクターとしてのサンタは信じていましたが、「いい子にプレゼントを運ぶ白ヒゲおじいさん」は信じていなかったような気がします。
こういうと、なんだ可愛げのないやつだと思われるかもしれませんが、こうなったのはおそらく私の両親の所為です。
というのも、私の記憶の限りではクリスマスプレゼントというものを「サンタ」から貰ったことがないのです。クリスマスにもらえるプレゼントはいつも両親からでした。その分、いらないものを貰うという子供心に気を使うイベントも起きないのですが、友人が「サンタさんとお母さんからプレゼント貰った」というと「あぁん?」と思ったものです。
そんなクリスマスも過ぎて行き、残す今年のイベントは大晦日くらいのものですね。今年一年、いろんなところでいろんな人が、いろんな気持ちで生きてきたのでしょう。
これから起こる出来事を想像して、なんだか先が見えなくて、どんよりした気持ちになって、俺生きてていいことあるのかなぁなんて思いつつも、なんとなく足を歩かせている私も、その「いろんな」の一人で、これからも少しずつ、未来に悲嘆しながら、ぶつくさ文句垂れながら歩いていくつもりです。
どうしても疲れたら、倒れる前に世間の目を気にもせずに休むつもりです。そんなことも思いつかないくらいに疲れて倒れそうで不安でもありますが。
ではみなさん、今年一年お疲れ様でした。来年も、どうぞよろしくお願いします。