小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

窓のむこうは 続・神末家綺談7

INDEX|5ページ/33ページ|

次のページ前のページ
 


「この絵じゃ話にならないし、俺たち三人が同じイメージを正確に共有していないとだめだ。というわけで、おまえ寝ろ」
「は?」

雪也は突然言われて目を丸くした。

「たぶん伊吹なら、夢に入りこめる」
「へ?」
「今はサイコメトリーっていうのか?物質や液体、空間に残った他人の記憶を、自分が経験したかのように辿れる力だ」

仰天するような話だ。それって超能力というやつではないのだろうか。死者が視えるこの少年の、底知れぬ力に慄く。

「そんなこと・・・伊吹にできるのか・・・?」
「以前、実際にしている。覚えてるな、伊吹。トモヒロの文通事件のとき」
「え?ああ・・・本を触っときの・・・」
「そう。できるはずだ。というわけでおまえら寝ろ」




.