小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

窓のむこうは 続・神末家綺談7

INDEX|19ページ/33ページ|

次のページ前のページ
 

救済



この手紙を読んでくれている人へ。
見つけてくれて、ありがとう。わたしは○○町△△2丁目□□マンション701号室の小金井真咲です。

わたしはマンションから飛び降りて死にました。
これを見つけてくれたあなたに、わたしの願いを託します。

わたしのお母さんの恋人は、わたしや弟を叩いたり、ご飯を食べさせなかったりします。
お母さんはそれを知っているけど、お金がもらえなくなると困るからって、我慢させます。

お母さんは、あの男の言いなりです。寂しくて、お金がなくなるのが怖くて、離れられないんです。

怖くて誰かに言おうとしました。でも言えませんでした。
だって、言ったらまた殴られるかもしれない。それは怖いし、小さい弟が泣くのはもう嫌です。お母さんが目をさましてくれない限り、わたしも弟も逃げられない。

だから、わたしが死ぬことで、お母さんの目を覚まさせます。

そうすれば気づいてくれるかもしれない。お金より、自分の寂しさより、もっと弟を大切にしてくれるかもしれない。

わたしは、わたしの命を使って、弟を守ります。

この手紙とSDカードを、警察に届けてください。カードには、弟やお母さんが叩かれたり殴られているところが録画されています。


お母さんへ。
お母さん、わたしを死なせたことを、守れなかったことを、死ぬまで後悔して下さい。
そしてもうこれ以上、後悔を増やさないで。
翔太を、わたしと同じ目にあわせないで。

お母さん、目を覚まして。翔太を守って。

                              小金井 真咲 





.