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海野ごはん
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小雪日記

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浮気が知れたあと 1カ月ほどして

友達から 彼女がほかの男と遊んでいると聞いた

僕は嫉妬に駆られ 彼女に問いただす為

自宅近くの駅で帰宅時を待った

改札口から出てきた彼女は驚いたが 平静を装い

「あなたが浮気したから 私もした。。。」と僕の質問に答えた

「その男好きなん?」

「ううん 別に遊びだから・・・」

僕はカッとなり 彼女の頬を叩いた

僕は怒りながら 涙が出ていた



「どうして そんなことするん?」僕は泣き顔で聞いた

彼女は涙も見せず 覚めた言葉で

「あなたが好きだから。。。あなたのことが悔しかったから」と言った

僕は何も言えなかった





そして 彼女は

「もう お別れしない。。。?」と言った

そして小雪の舞う中 僕の前から遠ざかっていった





その日から僕は 何度も彼女の言った言葉の意味を探り

そして 二人で出会った思い出を何度も振り返り

別れたあの日の場面を思い返しては

心を痛くした


作品名:小雪日記 作家名:海野ごはん