詩集
簡単と疑いと歪みと仮面
2014年 3/9 【日曜日】
息をする事は簡単な事。
疑う事は簡単な事。
命を奪う事は簡単な事。
忘れる事は難しい事。
信じる事は難しい事。
偽る事は難しい事。
簡単な事は『あたりまえ』にも『癖』にもなる。
難しい事は『続ける』事ができない。
いつか必ず崩れる。
崩れて、自分自身をも壊してしまう。
歪んだ自分に残る傷。
続ける事はとても難しい事。
揺るがないなんて事はない。
1度は疑い、迷い、分からなくなる。
私は人を疑い過ぎた。
ずっと偽ってきた自分。
人は信用できない。
きっと私の本心を見せたらみんな離れてく。
みんな私を勝手に想像するんだ。
話し上手?
お喋りなだけでしょ?
優しい?
間違ってる事に「間違ってる」って言えない私のどこが優しいの?
「ありがとう」?
違う。感謝してもらえるような事何もしてない。
本当はずっと偽って笑ってる自分が大嫌いだった。
ムカつく事言われても、
笑って流してる自分が腹立たしくて仕方なかった。
相手を突き放せなかった。
それは相手に嫌われるのが嫌だったから。
本当は誰より、1人が 嫌 だ っ た の か も し れ な い 。
~ポエム~
仮面はいつか外れる。
嘘という仮面が
本心という素顔を隠す。
誰も気づかないし、
みんな決して疑わない。
そんな偽りを
いったい誰が見抜いてくれる?