詩集
親友と信頼と優しさと嘘
小学校卒業後
私には『親友』がいた。
可愛くて、
みんなの人気者で、
勉強ができて、
運動ができて、
優しくて、
頼りになって、
裏表が無くて、
素直で、
行動力があって、
周りからも信頼されていて、
夢を持っていて、
とても・・・・・・素敵な人だった。
そんな彼女を憎んだ事なんて1度もなかった。
嫌いになんてならなかった。
大好きだったし、信頼してた。
私にとって、憧れであり、親友であり、釣り合わない人。
だって私はダメな子。
彼女と違って取り柄なんて無い。
全部中途半端。
特別、何ができるってわけでもない。
みんな私を
「優しくて、頼りになる」って言うけど、
私はそんな事を言ってくれるみんなに何をした?
ごめん、何もしてないよ。
みんなの目に映ってた私は“私”じゃない。
自分の感情押し殺して、
全てを偽って、
良い人に見られたかっただけ。
嫌いな人にだって良い顔しようとする『嘘つき』だよ。
だから私は彼女に不釣り合いだった。
嘘つきな私は親友の彼女にさえ、 嘘 を つ い て し ま っ た 。
そして、その彼女はもう私の傍には い な い 。
~ポエム~
素直な貴方に
嘘つく私。
どうしてこんなに
違ってしまったのかな。
ずっと一緒に居たのに、
あんなに傍に居たのに。