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北太平洋上、東経180度に位置する架空の島、ハルカイリ島での少年たちのお話。

　他サイトで連載している作品を、こちらへ移転させるつもりでいます。これは最新刊で、第３シリーズの１１巻です。あらすじを以下に書きますが、これ以前のストーリーはＦＣ２小説
http://novel.fc2.com/novel.php?mode=ttl&uid=7134356&pg=1&isadult=
を参照していただけると助かります。

　チョースがレイクに取り付けていった新チップについて、救護科では外すかどうかの話し合いがされていた。ルーの代わりにレイクの手術後の体調を管理できるので、医者であるミットンはすぐに外すべきだと主張できなかった。
　一方レイクの意見は変わらなかった。彼は一刻も早く体の中からチップを取り去りたかったので、手っ取り早くユース本人に交渉する事にした。彼の思いついた決着の仕方は、ゲームによる直接対決だった。病院と医学部の人々に立ち会ってもらい、公開の下でユースと勝敗をつけようとしたのだ。
　レイクの意志が通った形になり、ネットを介して二人のゲーム対戦が行われる事になった。刑務所から出向しているイ技師が、その立会い役に決められた。
　少年達の始めた勝負に、周りの大人たちはあきれながらも、ゲームの行方に注目するのだった。