ORIGIN180E ハルカイリ島 中央刑務所編 11
前書き
皆様、いかがお過ごしでしょうか。季節は一気に夏本番になって、これでもかというぐらいクソ暑い日が続いていますね。
オリジン中央刑務所編もお陰さまで、残す所あと二巻のみとなりました。
最終巻にはまた色々と、シリーズ終了記念ランキングなどを付けることになるでしょう。それでこの11巻に前書きを書いて、ページ数の平均化を図りたいと思います。後書きはまた次号、改めて書くかもしれませんが…
さて、第三部の読み応えはいかかでしょうか。
この小説は閉鎖的な場所が舞台だし、新たな登場人物はおじさんばかりです。それなのによくぞ皆さん、ここまでお付き合い下さいました。何かもうそれだけで感動ものです。
作者は医学の専門家でも、コンピューターの使い手でもありません。なのに、そういった分野ばかりが出てくるストーリー展開にしています。理系でもない上に、下調べすらせず物語を進めている大馬鹿者であるのはハッキリしているでしょう。
知識のある方から見たら、とんでもない無学が書いている本だと分かると思います。しかしまあ、例えちょっと読んでみたとしても、専門家さんならとっくにここからは離脱していることでしょう。
残った方々は自分なりの知識で脳内補完して、語句の間違いなどを修正してお読み下さいね。ズボラな作者で本当にすみません。
しかしそのお陰というか、オリジンの原本はいまだに書き続けられています。そんなに長々作って誰が読むんだって話ですが…。もちろん作者自身が読んでて面白いので、これはライフワークになっているわけです。恐らく死ぬまでネットに載せ続けても、今書いてる所すら行けるかどうか分かりません。それほど膨大な執筆量になっています。
原本が今どんな感じになっているかといえば───レイクの悲願だった“次元転換”が実際に起こり、ハルカイリ島どころか地球上が、さらには時間空間さえもが様変わりしています。
まるでこの世の終わりのように天変地異まで起こるのですが、それは作者でさえ全く予想も付かなかった感じに過ぎていきました。ハリウッドとかキリスト教社会が警告している終末とは、何かだいぶ違った形です。
この後の展開がどうなるのか、作者にさえはっきりとは分かりません。何しろ、量子力学的な書き方をしているので、本人にもその一瞬にならないとイメージが定まらない。行き当たりばったりと言ってしまえばそれまでですが…。まあとにかく、とりあえずは第三部の残り二巻を楽しんでくださいということです。
いわばこの11巻が、第三部ラストの山場と言えますかね。レイクとユースがゲームで遊んでいるだけに見えますけど。
ちなみに、前巻の終わり部分についてですが…。
何となくユースと老住の描写が、前にも読んだような既視感を覚えませんでしたか?それについてちょっと説明しておきます。
元々、『ユースが上の空になる時は、別の考え事をしているからだ云々…』という下りは、あの場面に最初に書いてあったものです。それをネットに載せる時点で、前のシーンに前倒しで書き込んでしまったかもしれません(ページを増やそうとして)。それで同じような説明が重複している感じになってしまいました。
さて、残りはこれからの展開についてご紹介しておきましょうか。
次の第四部からは、『逃走編』と名前が変わります。
登場人物はほぼ変わりありません。第一部に出てきた反乱軍の人々がチラホラ出てきます。人の名前が多すぎて、ややこしい思いをする事はそれほどないでしょう。
前にも書いた通り、次のシリーズでは、刑務所編でたまりにたまった欲望が噴出してきます。ええそれはもちろん、性的な意味で…。誰がどんなふうに自己を発散し始めるのか、詳しくは見てのお楽しみにしておきましょう。
それではまずは、第三部の11巻から続きをどうぞ。
ここまでご愛読くださって、どうもありがとうございました。これからも引き続き、オリジンにお付き合いよろしくお願いいたします。
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2013・7・9 米坂 野麦
作品名:ORIGIN180E ハルカイリ島 中央刑務所編 11 作家名:米坂 野麦